週刊こーひーコラム「プロのつぶやき」

ご挨拶(2011.08.07)

1993年8月にさかもとこーひーを開店し…1999年9月にスタートした「さかもとこーひーHP」ですが…まず、連載しようと思ったのは「コーヒーコラム」です。毎週毎週コーヒーをテーマに書き続けようと思いました。そうやって、HPという自分のメディアを持って「コラムニスト」「締め切りのある仕事」という、10代のころからの夢を実現しました。そんなこんなで、気がついたら2011年09月で12年になり、600回を越えました。
「プロのつぶやき」のこの12年間は、スペシャルティコーヒーへの取り組み、基礎作りからはじまり…「コーヒーはフルーツだ!」と「丁寧な暮らし」をテーマの柱に書いてきました。お客様とのコミニケーションを深める中…最近は、そのスペシャルティコーヒーの魅力を常連さんのお好みにドンピシャで合わせ、日々の暮らしを少しでも豊かにできたらぁーと思ってます。
開店当時は配達中心に営業し…その後、通販専門で全国のお客様にこーひーをお届けしてきましたが…2008年10月におゆみ野店に移ってからは、はじめてのお客様と毎日のようにお話しをしてきました。
はじめてのお客様の多くが…苦く無くて、酸っぱく無くて、香りが良いコーヒーと言われます。或は、いつも同じように淹れられない、上手に淹れられない、あんまりこだわって無いんですがコーヒーが好きで…そんなこともよく言われます。
あぁ!なるほど。通販の常連さんは、さかもとこーひーと長いおつきあいの方が多いので…ついつい、さかもとこーひーの尖ったところに僕の意識が集中してしまいがちですが…さかもとこーひーを知らないコーヒー好きの方とお話しするようになって…スペシャルティコーヒーのもうひとつの魅力を意識するようになりました。
それは…完熟豆をきちんと焙煎したさかもとこーひーは…苦く無くて、酸っぱく無くて、香りが良いこーひーで…さかもとこーひーをカフェプレスで淹れると…豆が少なくて良いし、95℃以上の熱いお湯を注ぐだけで、4分待っている間は他のこと出来るし…簡単で、いつも同じように、美味しいこーひーを淹れられるんです。
おゆみ野店ではじめてのお客様とお話しするようになって、気がついたことでした。
その他色々と考えてきたテーマは…「種からカップまで」…「コーヒーはフルーツだ!」…「丁寧な暮らし」…「親しみやすさと味わい深さ」…「美味しさってあるもんじゃなくて、感じるもの」…「さかもとこーひーの四季」…「この味を知ることができて幸せです。…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。」…といった流れです。
スペシャルティコーヒーに踏み込んで10年が過ぎ…素材のクオリティが上がり、種類が増えて、豊かなキャラクターを持った豆を使えるようになりました。10年で見違えるような環境になりました。
それに伴い、素材を把握する力、経験が付き…焙煎やブレンドのスキルアップが進み、同時に素材をどう仕上げるかイマジネーションも豊かになってきました。
お客様とのコミュニケーションを大切にして…職人として技を磨くとともに、自分の世界に囚われずお客様のライフスタイルや感覚を感じ、共感することで…さかもとこーひーの魅力に仕上げたいと思ってます。
これからも、毎週毎週この「プロのつぶやき」を書き続けることによって、さかもとこーひーを磨いていこうと思ってます。
ご質問ご感想、お待ちしています。ありがとうございました!

 

さかもとこーひー 坂本孝文