シアトルでエスプレッソについて考えた
《スタバの1号店》《シアトルズベスト》《ゾッカ》《ヴィバーチェ》《ヴィータ》《ハインズコーヒー》等の有名シアトルスタイルカフェや、WBC(ワールドバリスタ選手権)歴代チャンピョンがデモンストレーションしていたWBC会場奥で、エスプレッソ、カプチーノ、ラテとずいぶんたくさん飲みました。去年までは「さて世界的なレベルのエスプレッソとはどんなものなんだ?」といった感じで、ひたすら無心に受け入れるように心がけていました。あまり自分の物差しで判断しないように気をつけていました。その結果《コパカフェ》《インテリジェンシア》《カウンターカルチャー》といった有名店のエスプレッソを同時に飲む機会に恵まれて・・・スペシャルティーコーヒーのエスプレッソの可能性をイメージできました。
で、この1年はそのイメージを大切にして、素材の確保、焙煎、ブレンドとスキルアップして・・・なんとか《家庭の為のエスプレッソ》をテーマに一歩一歩進んできました。今年になってからは《エスプレッソブレンド》《ラテブレンド》のデビューにこぎ着けて、思いのほかエスプレッソマシーンを持っている常連さんが多いのも分かって驚いています。
お陰さまで、エスプレッソ好きの常連さんからのご感想もたくさん届いて、エスプレッソブレンドがお気に入り、ラテブレンドのほうがお気に入り、はたまた茜ブレンド等通常のスペシャルティーコーヒーをエスプレッソにした方がお気に入り等とっても参考になっています。その上、最近とっても熱心なカフェのご主人とも知り合い、一緒に業務用エスプレッソマシーンで淹れて意見の交換をしたり、そのカフェの常連さんのご感想をフィードバックして頂いたり、コラボレーションもスタートできました。これで、家庭の為のエスプレッソ、カフェ等業務用の為のエスプレッソとスタートラインに立てました。
そんなこんなでの、シアトル行きでしたので・・・今回は自分のイメージするエスプレッソやカプチーノ、ラテとの比較が楽しみでした。勿論、それぞれのお店のスタイルやオーナーや常連さんの好み、イメージがありますので、それでOKなんですが、比較すると、自分のイメージがよりはっきりしてきたり、違った印象に気がついたりするのを期待してました。まぁ、エスプレッソであろうと、カフェプレスであろうと、スペシャルティーコーヒーとしての魅力・・・あじわいの奇麗さを基本として、香りの魅力、爽やかさ、明るい印象、心地よい甘さと余韻は共通だと思ってます。で、エスプレッソになると、やはりひとつひとつのシビアさが増すのを実感しました。難しいですね。素材のクオリティ、焙煎のスキル、ブレンドのセンス、抽出の的確さ・・・どれひとつとして失敗が許されないですね。
そんな全体と細部共に注意しながら、ひとつひとつのカップを飲んでました。エスプレッソの香り高さ、様々なフレーバーの魅力、濃厚さと円やかさ、口当たりの柔らかさ、余韻の爽やかさ、明るい印象。カプチーノやラテのミルクの美味しさを引き立てる相性、コーヒー感の印象、バランス、そして爽やかな甘さ。素材が少し悪くても、焙煎が少し違っても爽やかさや明るさが感じられないと思いました。インパクトはあるんですけどね。ハードル高いですね。
と、いった感じで、さっそく今日はたっぷり時間を取って、エスプレッソ淹れたり、ラテ淹れたり、アイスラテにしたり、ラテブレンドでエスプレッソにしたり、ハインズコーヒーのエスプレッソブレンドと比べたり、検証してました。以前は、エスプレッソの濃厚さの為に判断が難しかったのですが・・・慣れてきて、濃くても少しずつ細部が感じられるようになってきました。そうすると、もっと違ったタイプのエスプレッソがイメージできそうです。楽しみ、楽しみですね。
では、また・・・。
*以下の4つのコーヒーは、5/14(土)で最終受付となります、最後までお楽しみください。
【ヘクレイヨ農園】【ミモザカフェ】【モカ・ブリ】【サマンバイア・ウオッシュト】
*5/14(土)以前に売り切れた時は、ブログ日記でお知らせします。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
【お願い】
冷凍保存した豆を取り出したら、何よりも直ぐに!!袋を元の冷凍庫に戻してください。
冷凍、解凍の繰り返しは劣化を早めます。ジッパー付き袋をその為に使っています。
《コーヒーはフルーツだ!》
2005年5月7日 坂本・丁寧な暮らし・孝文
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