プロのつぶやき

    週間コーヒーコラム243

花の絵

カフェヴィータ、リニューアル

「〜 is the perfect introduction to our coffees.」このフレーズがとっても印象的でした。この春に訪れたシカゴ、インテリジェンシアのコーヒーリストに載っている「インテリジェンシア・ハウスブレンド」の説明の一部です。

去年の8月でまる10年を迎えて・・・この1年で《もっと便利な店》と《もっと美味しい店》を目指してひとつひとつ改善してきました。

《もっと美味しい店》に関しては、仲間と共同のダイレクトインポートによる素材のクオリティアップが進み、インターネットオークションでも順調に落札を重ねてきました。トップクオリティの素材を手にして・・・そこからは僕の職人の腕に責任がかかってきます。焙煎とブレンドの進化にチャレンジする毎日です。

まぁ、オークションや限定の《旬・瞬》コーヒーは次から次へと楽しめますが・・・もうひとつ大切なのが定番コーヒーのグレードアップです。アトムの子、茜ブレンド、カフェガルーダ等は数年前と比べたらかなり違ったコーヒーになっていると思います(イメージはそのままですが)、最近ではカフェプリズム、カフェタブローとリニューアルしました。

そして、今回の【カフェヴィータ】です。945円/500gパックのさかもとこーひーの一番安いブレンド・・・《生活(ヴィータ)のなかに溶け込んで欲しい!朝に、昼に、夕に、元気になるコーヒーです》こんなイメージです。

さて、その「カフェヴィータ」にこの1年・・・徐々に徐々に不満が高まってきました。確かに、素材のクオリティアップに伴って最初の頃よりは美味しくなっているが・・・ブレンドとしては、ちょっと完成度が足りないんじゃないか!一番安いコーヒーのレベルアップなくしては・・・ハイエンドスペシャルティコーヒー店を目指し、胸を張れないと・・・原価も省みず《the perfect introduction to our coffees》と自信を持って紹介できるようにリニューアルしました。

ブレンドの仕上げでヒントとなったのは、ブラジル・レイト・ハーベスト1位『カショエイラ農園』の《苦くなくて、酸っぱくなくて、香りが良くて、甘くて誰でも美味しい》魅力です。あの親しみやすさをキャラクターは「カフェヴィータ」のイメージのままで、完成度を高められないか?ブレンド、カッピングを重ねました。

ポイントは高価な《ケニア》のパワーです。今までブレンドしていた・・・ブラジル、グアテマラ、中米やアフリカにケニアを加えて・・・《より滑らかに、甘く、輝きが実現しました》そして、誰にでも親しんでもらえるように、強い個性を避けてバランスをとっています。(この個性を抑えようとすると、魅力も弱まってしまいやすいんです・・・。)

【カフェヴィータ】

945円/500gパック(税込み)

さかもとこーひーの一番安いコーヒーとして自信を持ってお勧めします。スペシャルティコーヒーの滑らかな口当たり、爽やかな香り、甘い余韻が毎日の暮らしを豊かにしてくれると思います。さかもとこーひーの《普通のコーヒー》です。

これで、この1年かけた定番コーヒーのバージョンアップが完成しました、と云いたいところですが・・・「ハウスブレンド」が残ってしまいました。ハウスブレンドをバージョンアップしたのが「カフェコージー」なので被ってしまいます。申し訳ありませんが「ハウスブレンド」は違うイメージができるまでお休みします。「ハウスブレンド」をご注文くださっていた方は是非『カフェヴィータ』をお試しください。素直に美味しいと感じて頂けると思います。

【ほのぼのコーヒー】は以下のラインナップになります。(税込み)
・アイスコーヒー(1260円/500gパック)
・アトムの子(1260円/500gパック)
・カフェヴィータ(945円/500gパック)
・カフェコージー(1260円/500gパック)

アトムの子>カフェヴィータ>カフェコージーと順番に味わいが軽くなっています。

《もっと便利な店》の企画も進んでいます、お楽しみに♪

では、また・・・。

 

【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】

《ニコニコほのぼのワクワクな、
  《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》

2004年6月26日 坂本・コーヒーはフルーツだ!・孝文

 

 
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